岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

「 読書ノート 」 一覧

『道元禅師語録』鏡島元隆著 講談社学術文庫

『道元禅師語録』鏡島元隆著 講談社学術文庫 ■あらゆる既成の枠組みを超え、勇猛果敢であり、人情俗情を超えた、家風峻厳な宗師家(しゅうしけ)でなければ、どうして修行僧の癒(いや)すことのできない病弊をな …

『禅に聞け』澤木興道老師の言葉  櫛谷宗則編 大法輪閣

『禅に聞け』澤木興道老師の言葉  櫛谷宗則編 大法輪閣 ■泣き顔をヤメイ。ちっちゃな気で「オレはツマラヌ」と思い、「ヒトはエライ」と思うて泣き顔してコセコセして。――そせてちょっとツマルと調子づきやが …

『正法眼蔵』仏性を味わう 内山興正著 大法輪閣

『正法眼蔵』仏性を味わう 内山興正著 大法輪閣 ■この涅槃については涅槃経の獅子吼菩薩品(ししくぼさつぼん)にいろいろ述べられていますが、大切なのは次の2点です。 「涅槃とは、即ち是れ煩悩諸結の火を滅 …

『禅の境涯』〔信心銘提唱〕澤木興道著 大法輪閣

『禅の境涯』〔信心銘提唱〕澤木興道著 大法輪閣 ■稲荷さんでも、金比羅さんでもよい。お参りした人がよう言う。盗っ人が神さんを拝んで、「南無大明神、金比羅大権現、どうか阿呆な人が私に盗られてくれますよう …

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『宝慶記』(道元の入宋求法ノート)池田魯参著 大東出版社

『宝慶記』(道元の入宋求法ノート)池田魯参著 大東出版社  1 随 時 参 間 の 許 可 ■私は幼少の頃から仏道に志し、日本国内の諸師に道をたずね、いささか仏道のいろはを知ることができました。しかし …

『意識と本質』(精神的的東洋を索めて)井筒俊彦著 岩波文庫

『意識と本質』(精神的的東洋を索めて)井筒俊彦著 岩波文庫  意 識 と 本 質 ――東洋哲学の共時的構造化のために―― Ⅰ ■いわゆる東洋の哲人とは、深層意識が拓かれて、そこに身を据えている人である …

うちのお寺は『曹洞宗』双葉社

うちのお寺は『曹洞宗』双葉社 ■道元が伝えようとしたのは経典でも仏像でもない。厳しい修行の末、最後に学びとった釈尊正伝の仏法である。その正法(しょうぼう)の根本にあるのが坐禅。坐禅は釈尊の教え・体験そ …

『月を見つけたチャウラ』ピランデッロ短編集 光文社古典新訳文庫

『月を見つけたチャウラ』ピランデッロ短編集 光文社古典新訳文庫 ■まわりに誰か人がいるとき、わたしはけっして彼女を見ることはない。しかし、彼女がわたしをみているのを感じる。彼女が見ている。一瞬たりとも …

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『カオス・シチリア物語』ルイジ・ピランデッロ 白水社

『カオス・シチリア物語』ルイジ・ピランデッロ 白水社 ■かわいそうなベッルーカが収容された保護施設に向う道すがら、私はひとりで考え続けました。 「ベッルーカのようにこれまで『ありえない』人生を送ってき …

『ブッダのことば(スッダニバータ)』中村 元訳 岩波文庫

『ブッダのことば(スッダニバータ)』中村 元訳 岩波文庫 ■第1 蛇 の 章 1、蛇 13)走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は(注1 …