岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

「 全元論 」 一覧

岡野岬石画歴

岡野岬石画歴(131頁)  1946年 3月1日、岡山県玉野市玉にて岡野国輝、マサ子の二男(兄、姉、本人、弟)として生まれる。戌年、魚座、AB型。  1951年 幼稚園のお絵かきの時間で、太陽を黄色く …

全元論 ー画家の畢竟地ー 岡野岬石

全元論 ー画家の畢竟地ー 岡野岬石(全文) まえがき(2頁) 不用になった物の処理は、自分がやらなくてもゴミ置き場に出せば行政がやってくれる。しかし自分の内なる煩悩の残滓の処理は、いくら無視しようとし …

「世界はそうなっている」の世界に触れて 原田三佳子

「世界はそうなっている」の世界に触れて 原田三佳子(128頁)  『芸術の杣径』と『芸術の哲学』に続いて、今回のテキストのお手伝いをさせていただいたのは、たいへん楽しい時間でした。アトリエで岡野先生の …

(27)僕は間に合わなくてもいい

 (27)僕は間に合わなくてもいい(124頁) 生きとし生きるもの、動物だけでなく、植物も、物も、万物は因と縁で今ここにこのように現成している。そして、幸運にも自分たちは、世の中で、シャケで言えば一腹 …

(26)現在は未来の原因である

(26)現在は未来の原因である(120頁) 僕が「今、ここ」に居るという、存在のラインを過去に遡ると、宇宙のビッグバンまでリンクは繫がって辿れるように、このラインの未来を考えたら、僕の残す存在のライン …

(25)人も幸せ、自分も幸せ

(25)人も幸せ、自分も幸せ(117頁) 素晴らしいだろう。僕が素晴らしいのでなく世界が素晴らしいから安心である。まさに廓然無聖なのだ。本当に幸せになる。悩んだり苦るしんでいるとしたら、自分の小さな欲 …

(24)世界観をきれいにする

(24)世界観をきれいにする(113頁) しかし経済から何から、世界はそのもとに経済活動し、そのもとに芸術活動をするのだから、大元の人間の「世界観」そのものをきれいにすれば、仏教的全元論の世界観を世界 …

(23)紐を掛け替えればいい

(23)紐を掛け替えればいい(109頁) どんなにウソをついても、真偽について偽のために権力とかお金、エネルギーを投入しても結局は無理なのだ。ウソは新たなウソをよぶだけだ。「ウソつきは泥棒の始まり」と …

(22)歴史の真相

(22)歴史の真相(108頁) それにしても、世界全体としてはきちんとうまく行っているのだ。この程度で終わっている。昔から戦争はあったし何人かは災害にも遭うし、理不尽な死に方をする人もいるし、しかし、 …

(21)社会の不正と直接闘わない

(21)社会の不正と直接闘わない(104頁) つまり悪人が一人いると、お金がかかる。「世界はそうなっている」のだから、形を考えるとそれに反することは全体にマイナスになる。一人の貧(フリガナとん、むさぼ …