「 著書、作品集、図録 」 一覧
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2022/05/03 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
デイドリーム ビリーヴァー(60)デイドリーム ビリーヴァー(210頁) 子供のころの事を、何故よく覚えているのか分らないけれど、僕が芸術を好きだという事がその理由の一つだろう。子供のときから映画ジャンキーで、おまけに活字中毒 …
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(59)美の構造(207頁) 一般の観賞者は、ただ絵の美しさを味わっていればいいが、画家はその美しさを制作しなければならない。一般の人が、おいしい料理を食べた場合、ただ「おいしい、おいしい」ですんでし …
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2022/05/01 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
絵画における光と空間(58)絵画における光と空間(205頁) 絵でいえば、僕がリアルに描いていて、やがて変わるときがきた。 僕が「幻視された景観」(桑原住雄、『岡野浩二作品集1964~1981』の巻頭分より)という事で、 …
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(57)原因と結果(202頁) たとえば、飛行機事故が起きたとして、事故の原因と結果をどのように解釈し、責任をだれがとるかという事を考えるには、どうしたらいいか。こういう場合は事故の原因と結果のみに限 …
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(56)現象学(199頁) こういう事を考えたり、推論することは、非常に面白いし実際に役に立つ。僕は芸術とか美において他の絵描きと話す時に、推論とか方法論という言い方をよく使う。それは、こういう事なん …
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(55)面白かった微積分(197頁) だから僕は、微分積分も自分で勉強して、それであっと言う間に数学が好きになった。物理学は中3の時に玉の秀文堂で買った、ガモフの『1、2、3、・・・無限大』と『不思議 …
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2022/04/27 -テキストデータ, 著書、作品集、図録
記憶の総体としての自分(54)記憶の総体としての自分(195頁) こういった記憶の総体が、今の僕の世界観になっている。一つひとつが特にどう影響しているとは言えないけれど、それらの全体から、もし一つひとつを外していって何もな …
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(53)「花チャン」一家(190頁) 小学六年の時に、少年少女文学全集で読んだ国木田独歩の『忘れえぬ人々』という小説があるが、花チャン一家は僕にとっての「忘れえぬ人々」だ。 僕が小学三年の時の春休みに …
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(52)記憶法(188頁) 先日(2005年6月)、故郷で中学の四五年ぶりで初めての同期会に出席した。その時皆が僕の子供のときの記憶力の良さに驚いた。僕の記憶というものは、シーンで憶えている。だから、 …
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2022/04/24 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
唯美主義者マチスと、実存主義者ピカソ(51)唯美主義者マチスと、実存主義者ピカソ(185頁) マチスの、「芸術のための芸術」と言うか、ただ美しいものを目指すともいえる態度は、今では認められているけれど、僕の学生時代は否定されていた。第二 …