岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

「 著書、作品集、図録 」 一覧

(40)世界とは何か、自己とは何か、どう生きるか

(40)世界とは何か、自己とは何か、どう生きるか(123頁) 一見複雑にみえても、ほとんどの哲学の命題は「世界とは何か」「自分とは何か」「どう生きるか」という3つの問題に関わっている。その問題を認識者 …

(39)認識論

(39)認識論(123頁) そういうテーマを考えていた頃に、ちょうどカント哲学や、現象学の周辺の考え方が絡まってきた。 そのころ、考えていた事は、この宇宙のどこにも世界の存在を認識する観測者、生物がい …

(38)世界観

(38)世界観(118頁) 大切なことは世界観の問題だ。大体どんなに複雑にみえても、およそ哲学史を通観しても、何を言っているかというと、基本的な命題は三つくらいしかないんだ。「世界とは何か」「自己とは …

(37)自分でわかった十進法

(37)自分でわかった十進法(115頁) 僕は十進法を、子供のときにひとりでに理解した。それはいくつのときだったのだろう。 当時社宅は、家の中に風呂はなく、銭湯のような集合の浴場だった。毎日ではなくて …

(36)哲学への興味

(36)哲学への興味(112頁) 四〇代になって、急激に哲学が面白くなってきた。 僕は、一〇代の後半から、実存主義によって救われ、その後の生き方のフオームを実存主義と決めていたので(【参照】『続・夢の …

(35)メンコでの駆け引き

(35)メンコでの駆け引き(108頁) メンコ(僕の地方ではパッチンと呼んでいた)でも、それぞれの技術を競う。手の技術と、ゲーム全体の考え方。技術の問題として捉えるのと、もう一方で、上着の下のボタンを …

(34)少年が遊びから学んだこと

(34)少年が遊びから学んだこと(106頁) たとえば当時の玉の社宅の子供は、こういうゲームをして遊んだ。二人から五人くらいで、ビ-玉(ランタン)を握って、皆の合計数を当てた人が全部貰える。数を言う順 …

(33)方法論を探す

(33)方法論を探す(102頁) 画家の、内側からの視点から見た美術史というのは、おもしろいと思うな。いまだに、絵の上にコンパスや定規で点線をひいて、構図の解説をしている。あんな事は、若い絵描きが、実 …

(32)魚はいつも上流に顔を向けて泳ぐ

(32)魚はいつも上流に顔を向けて泳ぐ(100頁) もし、自分がマラソンの選手だったらどうするか。もし、オリンピックに出場して金メダルを取ったら…スポーツ選手にとってそれがゴールだったはずだから、それ …

(31)方法論(二)

(31)方法論(二)(96頁) 問題は、その方法論が大事なのだ。ある事象に対して、内部というか下部というか、その現象の構造にどうアプローチをして解明するのかの方法が問題なのだ。 僕は子供のときの体験か …