岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

「 投稿者アーカイブ:okanokouseki 」 一覧

『意識と本質』(精神的的東洋を索めて)井筒俊彦著 岩波文庫

『意識と本質』(精神的的東洋を索めて)井筒俊彦著 岩波文庫  意 識 と 本 質 ――東洋哲学の共時的構造化のために―― Ⅰ ■いわゆる東洋の哲人とは、深層意識が拓かれて、そこに身を据えている人である …

うちのお寺は『曹洞宗』双葉社

うちのお寺は『曹洞宗』双葉社 ■道元が伝えようとしたのは経典でも仏像でもない。厳しい修行の末、最後に学びとった釈尊正伝の仏法である。その正法(しょうぼう)の根本にあるのが坐禅。坐禅は釈尊の教え・体験そ …

『月を見つけたチャウラ』ピランデッロ短編集 光文社古典新訳文庫

『月を見つけたチャウラ』ピランデッロ短編集 光文社古典新訳文庫 ■まわりに誰か人がいるとき、わたしはけっして彼女を見ることはない。しかし、彼女がわたしをみているのを感じる。彼女が見ている。一瞬たりとも …

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『カオス・シチリア物語』ルイジ・ピランデッロ 白水社

『カオス・シチリア物語』ルイジ・ピランデッロ 白水社 ■かわいそうなベッルーカが収容された保護施設に向う道すがら、私はひとりで考え続けました。 「ベッルーカのようにこれまで『ありえない』人生を送ってき …

『ブッダのことば(スッダニバータ)』中村 元訳 岩波文庫

『ブッダのことば(スッダニバータ)』中村 元訳 岩波文庫 ■第1 蛇 の 章 1、蛇 13)走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は(注1 …

読書ノート(2013年)全

読書ノート(2013年) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『正法眼蔵随聞記』懐奘編 和辻哲郎校訂 岩波文庫 正法眼蔵随聞記第一 ■一日示して云く、人其家に生 …

『道元』 坐禅ひとすじの沙門 今枝愛眞 NHKブックス

『道元』 坐禅ひとすじの沙門 今枝愛眞 NHKブックス ■道元は、「人はいかに生きるべきか。それをさとるためには、じぶんとはいかなるものなのか」、まずこの本来の自分というものを本当に知らなければならな …

『道元集』 日本の思想2 筑摩書房

『道元集』 日本の思想2 筑摩書房 真理の体現者 道元  玉城康四郎 ■道元はこのような海印三昧をとり上げて仏祖の道をといている。ここで道元の思索の特徴について触れてみよう。通常、思索するという過程は …

『菅江真澄遊覧記(1)(2)(3)』 菅江真澄著 平凡社東洋文庫

『菅江真澄遊覧記(1)』 菅江真澄著 平凡社東洋文庫 伊那の中路 ■腰に小さい籠のようなものをつけた女がおおぜい、野山の方に群をなして行った。これは桑の木の林にはいって、みづとよぶ、桑の芽ぐんだ若葉が …

『道元ーその行動と思想ー』 今枝愛真著 評論社

『道元ーその行動と思想ー』 今枝愛真著 評論社 ■学問がすすむにつれて、鋭敏な道元は、天台の伝統的な教学に、反撥と疑問をいだくようになった。そして、いつしか道元の心には大きな疑問が立ちはだかった。出家 …