「 著書、作品集、図録 」 一覧
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2022/05/16 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
塗り重ねても光る方法(72)塗り重ねても光る方法(251頁) 晩年のマチスは一九三五年あたりから、絵を直す場合に塗り重ねて直すのではなく、一旦塗った絵具を拭き取ってから新たに初めからやり直すという技法で描いている。何故、 …
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2022/05/15 -テキストデータ, 著書、作品集、図録
エスキースとタブロー(71)エスキースとタブロー(248頁) 光についてもそうで、画面が光るという理由をきちんと理解すれば、最初から描けるけれど、分らないまま意味もなくやっても、現実の画面が光るわけがない。光は加算混合で …
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2022/05/14 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
エスキースで試行錯誤(70)エスキースで試行錯誤(247頁) 僕の絵には、タブローの制作の前にエスキースがある。発想から完成図の予測はあっても現実というのは、その通りにはいかない。今まで、すんなりと予想通りにいったためし …
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2022/05/13 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
必須の色だった「白」(69)必須の色だった「白」(244頁) 僕の絵は、どこかに必ず真っ白のパートを入れる。具象も抽象も含めて、真っ白なパートを入れなければ駄目だと思っていた。キャンバスの地のホワイトを残すのが一番いいの …
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2022/05/12 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
世界を描出する「抽象印象主義」(68)世界を描出する「抽象印象主義」(243頁) 印象派と、僕の「抽象印象主義」はどう違うのか。 まず、色の使い方が違う。印象派はピンクの色面を塗る場合に赤と白を点または筆のタッチで、 …
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2022/05/11 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
絵具の赤とリンゴの赤、そして赤い光(67)絵具の赤とリンゴの赤、そして赤い光(240頁) では、具体的にリンゴを描くとする。パレットに絵具を出す。そしてテーブルにリンゴのモデルがあって、眼前のキャンバスにリンゴを描こうとする。ここまで …
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2022/05/10 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
光を意識し始めたころ(66)光を意識し始めたころ(238頁) 実際に絵を描いていると、何かを描こうという最初の発想を動機にはするけれど、いざ描きだすと、ほとんどが「美しさ」の方に行ってしまう。より美しい方向にどんどん自分 …
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(65)生きられる空間(234頁) これは、生きられる空間というその人の実存が持っている空間の問題である。人間は自我が直接に外部空間に接しているのではない。いったん自分の身体の中に外部空間を写し込んで …
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2022/05/08 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
汽車の中で駅弁を食べる(65)汽車の中で駅弁を食べる(232頁) これはかって実存主義者を自認していた五十代以前の僕にとって、重要なテーマに気付いた体験なんだ。「生きられる空間」という問題だ。これは、僕の世界観の中でも最も …
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2022/05/07 -テキストデータ, 芸術の杣径, 著書、作品集、図録
「これは何だ」は反語(64)「これは何だ」は反語(230頁) ピカソが、画面に1本の線を引いて「これは何だ。これは何だ…」と独り言をつぶやきながら絵を描いているフィルムがあるそうだ。その事を引用して野見山暁治氏(1920 …