岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

「 読書ノート 」 一覧

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画中日記(2014年)

画中日記(2014年)  2014.02.18 【私のフェイスブックより】 現在、私のフェイスブックには『ブッダの真理のことば(ダンマパダ)』(中村元訳 岩波文庫)の抜き書きを投稿しているのだが(サイ …

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画中日記(2013年)

画中日記(2013年)  2013.01.13 【塩谷定好写真集】 昨日は、夕方写真家の足立氏がアトリエに遊びにきた。今まで買い集めた本や画集や写真集は処分出来なくて大量にあるが、写真集は私が死蔵する …

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画中日記(2011年)

画中日記(2011年) 2011.01.09 【『善の研究』を読む】 新年最初の「画中日記」です。 昨年の最後の【読書ノート】に載せた『善の研究』(西田幾多郎著 全注釈小坂国継 講談社学術文庫)は途中 …

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画中日記(2010年)

画中日記(2010年)  2010.01.13 新年最初の「画中日記」です。1月3日の「読書ノート」に載せた色川武大に続いて、今寝る前に読んでいる本は黒澤明の特集本です。読み終わったら、当然「読書ノー …

ゴーキーと等伯

●ゴーキーと等伯  明るい緑のパートを作る場合に三つの方法がある。一つ目は白と緑を混色して平塗りする。二つ目はキャンバスの白または白を塗っておいて透明色の緑を塗る。三つ目は白と緑を点描または線描する。 …

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光を意識し始めたころ

●光を意識し始めたころ  実際に絵を描いていると、何かを描こうという最初の発想を動機にはするけれど、いざ描きだすと、ほとんどが「美しさ」の方に行ってしまう。より美しい方向にどんどん自分の判断基準が傾く …

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汽車の中で駅弁を食べる

●汽車の中で駅弁を食べる  これはかって実存主義者を自認していた五十代以前の僕にとって、重要なテーマに気付いた体験なんだ。「生きられる空間」という問題だ。これは、僕の世界観の中でも最も生き方に影響を与 …

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かすがい(時空のゆがみ)

●かすがい(時空のゆがみ)  過去は過ぎ去らない。「今・ここ」に流れ込み、未来にも存在の因と縁は滅しない。そのことに、気付いた体験の話です。(2021年記) この話は今から何年前の出来事だったのだろう …

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夢の中の空間

夢の中の空間(1998年記) 夢は何故〈見る〉のだろうか。見るためには、見る自分と見える対象が必要だ。夢を感じるとか思惟するとかではなく、夢の中で私は起きているのと同じ様な時空の中を、自己意識を持ちな …

『尼僧の告白(テーリーガーター)』中村 元訳 岩波文庫

『尼僧の告白(テーリーガーター)』中村 元訳 岩波文庫 ■ あらゆる生きとし生ける者どもの最上者よ。雄々しき人よ。ブッダよ。わたしと他の多くの人人を、苦しみから解き放つあなたに、敬礼します。 □ わた …