デジタルフォトデータ山中湖村-8(工事中)
山中湖村2016-1-07 アトリエ 湖畔
2016.1.07 【新年に】
新年の山中湖行は、5日から今日(7日)まで山中湖村で過ごした。6日は調節池で紅富士を描こうと朝6時前に起床したのだが、曇りで諦め、今回は滞在中ずっとアトリエで過ごす。そのおかげで、2点完成させ、柏に持ち帰った。サインも入れたので、明日、最終チェックが終れば、最新作でFBに投稿します。
今回は、イーゼルを立てなかったので、日頃、どんな眼で画のモチーフを探しているか、今回撮った写真を載せます。
1枚目の冬枯の梢は、先日黄葉の作品を描いた同じ木で、5日の午後、アトリエの窓から撮りました。冬空の明度と高度の低い太陽が、幹に横からあたり、この時期、この時間ならではの美しさだ。翌日(6日)条件が良ければ、描く用意はしていたのだが、曇り空で陽が当たらず、次の、好条件に出会った時まで描く予定の作品にストックしておこう。
後の、数枚の写真は、帰柏に、一の橋バス停7時34分発(この時間のバスは必ず10分位遅れる)の御殿場行に10分位前に着き、毎回、湖畔の写真を撮っている場所で、こんな光景は初めて出遇った。こんな光景は、イーゼル画では、時間(太陽の位置と同じ状景の持続時間)と気象条件とで難しいだろうが、同じ場所で1点描いて、アトリエで写真を参考にして描けばなんとかなるだろう。
チャンスの神様は、後頭部が禿げているので前髪しか掴めないが、神様がやって来るコースは、偶然やデタラメではない。少ないモチーフから、絞り出すように画を描くと、すぐに泉は涸れてしまう。日頃から、描きたいモチーフのストックがオバーフローしている状態を保たなければならない。その状態を保持し、そして、チャンスの神様の来るコースを予想して待ち構えていれば、イーゼルを立てるチャンスにきっと出遇えるだろう。これは確実なことだ。だって、過去に私が、何度も経験しているんだもの。
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山中湖村2016-1-14 調節池 アトリエ
2016.1.14 【外光での初仕事】
今回の山中湖行は、12日から今日(14日)まで山中湖村で過ごした。着いた日の12日は小雪。翌13日は、ゴミ出しがあったので、朝食後、いつもの時間より遅く、調節池に行く。途中の山中の山神社の祠に、初詣をして、お賽銭(500円硬貨が小銭入れに無かったので、千円札を奮発した)をあげてから、お礼をいった(何せ、数々の美しい光景を、モデル料タダで用意してくれるんだよ)。調節池のいつもの現場で、一旦イーゼルをセットしたのだが、晴れていても山頂は隠れて顔をだしそうもない雲がでているので、富士山を描くのは諦める。このまま帰ろうとしたのだが、まだ1度も描いたことはないが、目を付けていた途中の道に寄ってみたら、前日の雪と、時間が遅いぶん道に光が当たり、十分に画になる予感で、あらためてF12号の縦構図でイーゼルを立てる。冬木立の間の空は、現場で追うのは無理なので、アトリエに帰ってから、埋めた。
終って一服して窓の外を見ると、先週写真を投稿した、冬木立に当たった光がベストなので、急ぎ、M6号のキャンバスを張って、描いた。こちらの絵も、細い枝先と空をどうやって描くかが問題だが、そのスキルには、いまや自信を持っている。完成への過程で、ちゃんと出来るだろう。
かくて、今年の外光での初仕事は終わり、新しい年が動き始めた。さて、今年の新作は何点できるかなあ。
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雪の道/F12号/油彩/2016年 |
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梢(冬)/M6号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-1-21 平野
2016.1.21 【富士(194)】
今回の山中湖行は、19日から今日(21日)まで山中湖村で過ごした。着いた日の19日は、柏では前日大雨だったが、山中湖は大雪で、行帰り屋外での仕事用の軽登山靴に、滑り止めのソールを装着してアトリエに行く。歩道は、除雪した雪で狭くなり、路面はアイスバーンでスパイクの付いたソールでなければとても危なくて歩けない。2014年の12月29日に、帰柏時同じ道で滑って転んだので、今回は慎重に歩いた。
この冬はこれまで富士山頂の雪が少なかったので、翌日(20日)は、前日タップリと冠雪した富士山を描こうと、大きめのキャンバス(M25号)を張って、朝7時26分発のバスに乗るためにバス停で待つ。しかし、寒さのなか、1時間たってもバスが来ない。富士吉田の街を通って、山中湖に来るので、凍結した道路で渋滞しているようだ(今日の帰柏も1時間遅れた)。こういう時の、決断は迷う。折角待ったのだから、というのと、このまま待ち続けても予測(バス会社に電話しても駄目だった)がつかないので、1時間経ったら、諦めて帰ろうと決め、ちょうど、イーゼルを担ぎ直したところで、直線道路の遠くにバスが見えた。
平野で降りて、平野浜に行ったのだが、いつもの場所は、積雪と風でイーゼルが立てられず、しばらくウロウロと周りを捜して、やっと一カ所積雪の上だが、踏み固められた足跡の上にイーゼルを立てた。描画のセットをすれば、心が落ち着く。湖の前の雪のホワイトは想定外で、かえって、いい絵になるかもしれない。
出る時に、ウエストポーチを着け忘れたので、現場の写真が撮れなかったので、アトリエに帰って、塗り残しを埋めた作品の写真を、載せました(ケイタイで撮れることを後で気付く)。
朝出る時に、トイレの凍結と、給湯器系統の水が出ず、帰って色々手をつくしたのだが直らず、結局大家さん(水道関係の仕事)に電話をして復旧した。
今回は、雪と寒さの土地の、暮しにくさに心が少し萎えた。ゴッホもセザンヌもマチスもルノワールも南仏の陽光溢れる土地で過ごしていたし、富士山ももうすぐ200点を超えるので、今年の秋を過ぎたら、今度は伊豆の下田の方にアトリエを移そうかな。
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富士(194)/M25号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-1-28 平野
2016.1.28 【富士(195)】
今回の山中湖行は、26日から今日(28日)まで山中湖村で過ごした。昨日(27日)は、平野浜に出かける。最初、先週と同じ場所で描こうと思って行ったのだが、目の前に、除雪した汚れた雪の集積があるので諦め、いつもの、廃ボート横にM25号のキャンバスでイーゼルを立てる。この日は、天気も安定していて終始雲がかからず、風もなく、山中湖にしては暖かい一日だったので、ゴキゲンな描画だ。岸近くの水面は、一部薄氷が張り、湖面全体の階調及び、風景の写り込みに微妙な変化があったが、眼に沿って素直にヴァルールを追って、絵具を置いた。
帰りは、平野バス停で1時間以上の待ち時間があったので、朝昼兼用の食事を、11時頃から『マルタカ』で食べる(生ビールと餃子、ラーメンと半チャーハンの昼定食)。ここの、食事は美味しいし、店内でタバコが吸えるでありがたい(換気扇の下に席を移したが)。美味しいコーヒーもあって、飲みたいのだが、帰り道の途中の喫茶店の愛犬チョコが、私に気付くと「寄って、寄って!」とキャンキャン鳴いて素通りできないので、『ソレイユ』でコーヒーを飲んでアトリエに帰った。
こんな、穏やかで恵まれた情況で描画できれば、なんの不満もないのだが、タンペラマンの老化による減退か、夜明け前の紅富士を描きに行くのに、最近はついつい決断がつかず踏み切れない。夜明け前の寒さと、キャンバスとジュリアンボックスを担いで、現場まで雪道を歩くのが億劫なのだ。来週、天候の条件が合えば「行くぞ!」と気力を鼓舞し、昨日、アトリエに帰ってから、キャンバスを張った。
タンペラマン!タンペラマン!
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富士(195)/M25号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-2-04 アトリエ
2016.2.04【アトリエに籠って】
今回の山中湖行は、2日から今日(4日)まで山中湖村で過ごした。昨日(3日)は、日の出前の紅富士を描こうと思って、前日から完璧に準備をして、朝5時半に起床したのだが、富士山頂も、東の空(夕焼けと同じで、太陽の光が、東の雲に遮られると、冠雪が美しい紅色にならない)も雲が多く、現場に出かけるのを諦めた。天気予報は晴れなので、午後から、太陽が山裾に落ちる直前の富士山に予定を変えて、アトリエで溜まっている、完成途中の絵に手を入れていたのだが、結局、この日は終日外に描きに行けなかった。
今日の、一ノ橋のバス停で、小さな判断ミスをおかしたが、そのせいで冬の帰柏の、ベストルーティーンが決まる。冬のバスは道路の凍結などで、時間の遅れが常時生じるが、この日は、7時34分通過の「御殿場」行きのバスが20分遅れ、その前の7時26分通過の「道志小学校」行きのバスが7時40分頃通過した。その「道志小学校」行きをやり過ごしたが今朝の判断ミスなのだが、そのバスに乗っていれば、途中の「旭が丘」バスターミナルで下りて、そこの室内で、次に来て通過する「御殿場」行きのバスを待てば、椅子もトイレもあるし、到着のアナウンスもしてくれるので、寒い中を立って待つ必要もない。来週からの冬期の帰柏は、これで決まり。
どうだ、こんなことにも気が廻る私は、今年古希だが、頭は衰えてはいないゾ。
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山中湖村2016-2-11 調節池
2016.2.11 【富士(196)】
今回の山中湖行は、9日から今日(11日)まで山中湖村で過ごした。昨日(10日)は、先週描けなかった日の出前の紅富士をねらって、朝5時半に起床、天候の好条件を確かめて、現場に6時半頃セットした。何度同じような状景に出会っても、美しくて心が湧き立つ。
しかし、この状景を描くとなると大変ですよ。空の色も、冠雪のピンクも、手前の林の調子も、短時間に変わってゆく。こういう時(いつも)の描画のコツは、バタバタしないこと。圧倒的な自然災害に遭った時と同じで、パニクったり、美しさへの感動や、描写力の不安に、身体的に同調しないで、自我を放下して、描写にベストを尽くす。決して、画家の自我の要求を、画面に入れてはいけない。自分の眼に見えた通りに、色も調子も画面に筆を置く。自我を殺して、眼に殉ずる。
真理の前に、自分も自由も創造も無いように、美の前に、自我も、自由も、創造もないことを身体に言い聞かせなければ、イーゼル画は、現場で一(ひと)タッチも画面に置けませんよ。
富士(196)/P20号/油彩/2016年 |
| https://youtu.be/hHfHFIcuxOI |
上記は、ユーチューブにアップした動画のURL
山中湖村2016-2-18 調節池
2016.2.18 【富士(197)】
今回の山中湖行は、16日から今日(18日)まで山中湖村で過ごした。昨日(17日)は、先週に続いて日の出前の紅富士をねらって、朝5時に起床、天候の好条件を確かめて、現場に6時15分頃セットする。私にとっての、この冬の紅富士の最後の作品になるだろうから、キャンバスのサイズはM25号で、イーゼル画では大きめのキャンバスを用意した。
紅富士を描き終わって、空の色も変わり、冠雪の紅色も白く反射して、冬空のなかの白い山頂がまだまだ美しいので、合せて持って行った、P20号のキャンバスで描こうかと、一瞬逡巡したが、齢だねえ……、アトリエに帰って、ストーブの前で、コーヒーとタバコを一服したい。折角、天がタダで美しい風景を用意してくれているのに、タンペラマンのない老画家で、ゴメンナサイ。
この欄には写真を載せますが、当日撮った紅富士の動画を3本、別枠に投稿します。
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富士(197)/M25号/油彩/2016年 |
| https://youtu.be/GdJh8rTUb6I |
山中湖村2016-2-25 アトリエ
2016.2.25 【今年最後の雪か】
今週の山中湖行は、23日から今日(25日)まで山中湖村で過ごした。昨日は調節池で冬晴れの富士を描こうとP20号のキャンバスを張って準備したのだが、小雪がちらつく曇り空で諦め、今回は滞在中ずっとアトリエで過ごす。そのおかげで、2点完成近くまで進め、柏に持ち帰った。サインも入れたので、近々、最終チェックが終れば、最新作でFBに投稿します。
昨日の小雪も夜になって、本格的な雪になっていたらしく、今朝は、道路上には消えていた雪が再び積もり、帰りに乗る御殿場行きのバスが1時間遅れた。50分遅れの一本前の道志小学校行きのバスで、旭丘バス停に行き、その後の御殿場行きのバスに乗ったのだが、その前に、新宿行きの高速バスが、旭丘のバス停から出発した。高速バスを使うルートは、予約電話、あるいは営業所で予約しなければ自由に乗車できないので、帰柏のオプションから外していたのだが、今朝のような雪や、冬の道路凍結の渋滞の時には、帰りのルートの一つに加えて考えようとおもう。
でも、今年の山中湖の雪は今日でもう最後だろう。御殿場線の松田では桜祭り(河津桜)、御殿場では梅の花も咲き、山北駅の線路脇の土手の水仙も咲き終わりました。季節は、着実に春に向っている。
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富士(197)/M25号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-3-03 調節池
2016.3.03 【富士(198)】
今回の山中湖行は、1日から今日(3日)まで山中湖村で過ごした。着いた日(1日)の昼頃、富士山があまりにも好条件の視界なので、急ぎ調節池に出かける。この時間に、富士山を描くことは珍しいので、同じ所で描いても、新しい発見があって何度描いてもイーゼル画は楽しい。
青色は、緑に向う方向と、紫に向う方向ががあるのだが、この時の空の色は、青紫だから、バジターブルー+ホワイトで描く。冠雪は太陽の位置で、大沢崩れの影が、早朝の陰影と違ってほとんど見えない。裾野も、青紫のトーンでディテールがとび、手前の冬木立も逆光ぎみでディテールの調子が単調で描きやすい。なんだか、思いのほかいい絵になりそうだ。
翌日(2日)は、今回の山中湖行で、朝の富士山をM20号で描こうと、キャンバスを張って予定していたのだが、天気は晴れだが、山頂が雲に隠れ、一日アトリエで過ごす。前日、1点描いておいて良かった。
その日(2日)、太陽が山頂の真上に来る頃(3時半頃)雲が消えたので、アトリエ裏の伐採地で、写真だけ撮っておいた。このシチュエーションの富士山を、調節池で描こうと思っているが、イーゼルを立てる機会が、前景が冬木立の間に、間に合うだろうか。この日も、一瞬、調節池に行くのが、頭をよぎったのだけれど、少し雲が消えた時間が遅すぎたのと、その前に、アトリエで途中の絵に集中していたので、現場に出かける気力が湧かなかった。
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富士(198)/P12号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-3-10 調節池
2016.3.10 【富士(199)】
今回の山中湖行は、8日から今日(10日)まで山中湖村で過ごした。着いた日(8日)の3時頃、富士山の真上に太陽が位置する状景をねらって、急ぎ調節池に出かける。特殊な光で、冠雪の反射の位置が、刻々変わるので、F5号の小品のキャンバスで手早く描いた。画面に光源が入ると、実際の明暗の差に比べ、絵具では変換可能な明暗の幅が狭いので、全体になまぬるい感じの画面になってしまうが、キッチリ物感を描き切れば、なんとかなるだろう。翌日は雨で、今回は結局これ1点。
今回の往復の足は、3月から新しく運行され始めた、東京駅発中央道経由山中湖行の高速バスを使った。3月一杯は、期間限定キャンペーンで片道1000円なので、この足を使うが、4月になれば、元の御殿場線経由に戻します。いつもなら、柏のアトリエの日常空間のまま、山中湖のアトリエに行くのに、高速バスを使うと、他の客の、観光や出張や旅行気分に影響され、いつもの同じ空間が違ってみえる。美校生時代の東京の町と下宿住まいのモラトリアムな生活感覚によく似ていて、若いときの的外れな世界観と、勘違いの行動の思い出が湧き、悩まされる。
東京駅に着いて、東京ステーション美術館の『モランディー展』を観て柏に帰った。モランディーの絵は、1989年、鎌倉の神奈川県立近代美術館の『モランディー展』で初めて観てから、ズッと注目していたが、その当時の美術の世界を席巻していたイズムやその画家達の凋落ぶりに反して、モランディーの評価は、ますます上がるだろう。モランディーは静物画が有名だが、風景画はもっといい。いい絵を観ると、自分も頑張らなければ、と、生きる元気が湧いてくる。
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富士(199)/F5号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-3-17 調節池
2016.3.17 【富士(200)、富士(201)、富士(202)】
今回の山中湖行は、15日から今日(17日)まで山中湖村で過ごした。着いた日(15日)は、晴れていたので、先週と同じく、3時頃富士山の真上に太陽が位置する状景をねらって、急ぎ調節池に出かける。特殊な光で、冠雪の反射の位置が、刻々変わるが、先週F5号のキャンバスで描いた記憶がまだハッキリあるので、今回は余裕がある。このまま、時間が経過すると太陽は富士山の向って右裾に落ちていって、それも絵になりそうだが、そうなると太陽の前後(奥行)の位置が、山の後になるため、山全体が逆光になり、冠雪と山裾の明暗の差がシルエットで青くつぶれてしまうため、画興がいまいち湧かない。富士の200点目は、P12号のキャンバスの縦構図で着手した。
翌日は薄曇りの空で、山頂が出たり隠れたりで、アヤシ気な天気だった。S4号とF5号のキャンバスを合せて、調節池の周りの、雪の残る(15日の雨は、山中湖では雪だった)道と富士をねらって、山頂が出なければ、その時はその時で、考えればいいやと出かけた。前日1点描いたので、余裕がある。S4号で描き始め、富士山頂の部分が、見え隠れしていたが、後半、雲が切れて全貌を現わす。描き終えても、まだ山頂が顔をだしているので、F5号のキャンバスも絵具で埋めた。
東伊豆でイーゼル画を始め、御殿場、山中湖と富士山も200点を超え、スキルの蓄積は多大で、どんなモチーフ、どんな状況も、私にはこれは描けないかもしれない、という怖れがなくなった。三昧の境地で、絵を描くことは楽しいよ。
冬の雪は、軽登山靴でも大丈夫だが、春の雪は長靴でないと濡れてしまう。15日も16日も、雪上で描くので、ホームセンターで買っていた、作業用のアリゲイターのゴム長靴を履いて現場に行ったのだが、やっと、この長靴の出番がきた。こんなことも、嬉しいことだ。
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富士(200)/F12号/油彩/2016年 |
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富士(201)/S5号/油彩/2016年 |
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富士(202)/F5号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-3-24 平野
2016.3.24 【富士(203)】
今回の山中湖行は、22日から今日(24日)まで山中湖村で過ごした。昨日(23日)は高曇りながら、富士山頂が隠れていなかったので、7時26分一の橋バス停通過の“道志小学校”行きのバスで平野浜に描きに行った。富士山の絵も200点を越えて、前もって狙いを持った状景はほとんど描き尽くしたので、今回は予断を持たず、現場でのインプロビゼーションで絵を描くつもりでいつもの平野浜に着いた。
現場に立って、興奮した。風が無く、湖面全体に逆さ富士が写っているのだ。嬉しくなって、P10号のキャンバスに急いで筆を走らせ、そして、写った逆さ富士の状態のいい時の、湖面の写真を撮っておく。なにしろ、湖面の状態は、風や舟の波紋ですぐに変化してしまう。私が山中湖の逆さ富士に出遇ったのは、昨日が初めてだったが、部分でなく湖面全体が鏡のような逆さ富士は、これはもう滅多にないできごとであろう。
対象を描き尽くした、なんて思ったことを反省し、これからも謙虚にイーゼルを立てることを富士山に誓願した。
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富士(203)/P10号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-3-31 平野
2016.3.31 【富士(204)】
今回の山中湖行は、29日から今日(31日)まで山中湖村で過ごした。昨日(30日)は先週と同じく、7時26分一の橋バス停通過の“道志小学校”行きのバスで平野浜に向かった。晴れてはいるが、春先の白っぽく霞んだ空で、それはそれで美しい。絵の後半から風が止み、時折逆さ富士が湖面に写る。P10号のキャンバスを持ってきたのだが、これならばもっと大きなキャンバスをもって来ればよかったと思ったのだが、近々(逆さ富士は、冠雪の白がポイントなので、雪融けで稜線が出る前に)来る時には、大きめの横長のキャンバスで、湖面が波立っていても、強引に逆さ富士が写った湖面を記憶で描こうとおもう。モネの睡蓮の絵と同じで、湖面より上の本体と、湖面に写った本体の像と、湖面の表面の空間が復層していて、描き甲斐のある状景だ。
9時半頃終わったので、その後は、旭ヶ丘のバスターミナルまで、湖の渚をビューボイントをさがしながら歩いた。写真はかなり撮ったが、富士の入った使えるポイントは一カ所しかなく、冬枯れの間は、平野浜に勝るポイントはなかなか無い。今のところの私の富士山の3大ビューポイントは、パノラマ台、調節池、平野浜で、これがイーゼル画の良いところで何度同じ場所で描いても、同じものは出来上がらないし、マンネリズムに落ち入らない。
また、イーゼル画の宣伝をしてしまった……ゴメンチャイ。
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富士(204)/P10号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-4-07 平野
2016.4.07 【富士(205)】
今回の山中湖行は、5日から今日(7日)まで山中湖村で過ごした。昨日(6日)は、早朝山中湖は霧に包まれていたが、先週と同じく、7時26分一の橋バス停通過の“道志小学校”行きのバスで平野浜に向かった。持って行ったF25号と大きめのキャンバスでは、強風が大敵だが、霧の日は風が弱く、朝霧は時間が経てば消えるだろうから、逆さ富士を描くのに絶好の条件が揃った。水面に写った逆さ富士は、記憶で描くつもりだったが、描画の後半には弱い風も止み、時折湖面に逆さ富士も出現、高曇りの空も、青空が広がってきた。希望的観測がピッタリ当たって、こんな時は、描いている時、思わず口笛がでるネ。
今回は、行きも帰りも、従来の御殿場廻りを予定していたのだが、今朝は雨で、描いたキャンバスを持っていたので、旭ヶ丘バス停から、東京駅行きの高速バスで帰柏した。予約なしでも空席があれば旭ヶ丘でチケットが買えて、帰りの選択肢が増えたので助かる(行きは、予約しておかないと乗れないのでダメ)。もし、高速バスのチケットが買えない場合は、御殿場行きの路線バスがすぐ後に通過するので、それに乗ればいい。
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富士(205)/F25号/油彩/2016年 |
山中湖村2016-4-14 アトリエ
2016.4.14【アトリエに籠って】
今回の山中湖行は、12日から今日(14日)まで山中湖村で過ごした。昨日(13日)は、曇り、夜になって雨なので、アトリエで溜まっている、完成途中の絵に手を入れて過ごした。この時の作品は、「イーゼル画の技法」で投稿している作品なので別枠で投稿します。
今回の、柏から山中湖の往路は地下鉄千代田線、代々木上原から小田急で新松田、御殿場線に乗り換えて松田から御殿場、御殿場から河口湖行きの路線バスで山中湖一の橋のルートで行った。途中、東海大の新学期が始まったため小田急の混雑がひどく、座れないのはかまわないが、本が読めないのが辛かったので、やはり、来週から東京駅発中央高速道経由の高速バスで往復することに決めた。
今までの、往復のルートは、特に御殿場線には楽しませて貰った。熱海から丹那トンネルを開通して東海道本線が小田原、熱海、三島経由に変更する前は、国府津、御殿場、三島経由の今の御殿場線が、日本の東西の大動脈、かっての東海道本線だったんだよ。特に山北、谷峨、駿河小山駅の区間は、重機やテクノロジーの満足ではない明治の時代に、このルートを完成させた、かっての日本人の物造りの優秀さと美意識に、いつも感動し楽しませて貰った。
今の御殿場線は単線だが、当然、当時は複線である。だから。鉄橋もトンネルも2つずつあるし、線路も2本あった。その遺構は今も所々に残っていて、電車の車窓から、それらを見つけるのは楽しい。
何度か、通っているのに、2本ずつあるトンネルが、どうしても1本見付からない。それが、今年になって偶然見付かり、1月28日の帰柏の車窓からデジカメで写した。駿河小山駅から谷峨駅に向かって最後のトンネルで、このトンネルの駿河小山向きの口が、離れたところにあり、上りの方向から一瞬しか見えないし、谷峨寄りの口が今のトンネルの隣りにあって、おまけに、それがコンクリートの目隠しがされてあるのだ(ネットで検索してみると、戦時中重要な通信基地が廃トンネル内に設置されていたためらしい)。そして、そのトンネルを谷峨駅から駿河小山駅に向かって出て酒匂川の対岸に別れ、再び離れた橋台の跡を渡って、同じルートに合流していたのだ。これを、見付けた時は、スっとした。心の中で小さなガッツポーズがでたネ。
来週からの高速バスのルートも、今日の帰柏に、昭文社の山梨県の地図を持っていったので、車中は面白かった。徒歩の時代の甲州街道をネットで調べれておけば面白そう。
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東名高速道路谷峨駅付近 |
山中湖村2016-4-21 忍野
2016.4.21 【富士(206)】
今回の山中湖行は、19日から今日(21日)まで山中湖村で過ごした。高速バスで山中湖に来る時に、途中通過する忍野(おしの)村の桜が見頃だったので、アトリエ近くの、フジ桜(マメ桜)を描く予定を変更して、昨日(20日)は、ふじっこ2号のバスで忍野村に行き、イーゼルを立てた。以前、一度、自転車でロケハンに来ていたので描く場所の見当はついていて、往きはよかったが、忍野八海の周りの道は複雑で、帰りには迷ってしまった。今日の上りの高速バス(高速バスとふじっこ号の路線が少し違う)の車窓から、忍野村でもう2個所ビューポイントを見かけたので、来週桜が散ってなく(散っていれば、葉桜になってから)、天気がよければ、地図を持って描きに来よう。条件が悪ければ、アトリエの近くのフジ桜(マメ桜)を描けばいいヤ。
2016.4.21 【富士(206)】
今回の山中湖行は、19日から今日(21日)まで山中湖村で過ごした。高速バスで山中湖に来る時に、途中通過する忍野(おしの)村の桜が見頃だったので、アトリエ近くの、フジ桜(マメ桜)を描く予定を変更して、昨日(20日)は、ふじっこ2号のバスで忍野村に行き、イーゼルを立てた。以前、一度、自転車でロケハンに来ていたので描く場所の見当はついていて、往きはよかったが、忍野八海の周りの道は複雑で、帰りには迷ってしまった。今日の上りの高速バス(高速バスとふじっこ号の路線が少し違う)の車窓から、忍野村でもう2個所ビューポイントを見かけたので、来週桜が散ってなく(散っていれば、葉桜になってから)、天気がよければ、地図を持って描きに来よう。条件が悪ければ、アトリエの近くのフジ桜(マメ桜)を描けばいいヤ。
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富士(206)/F10号/油彩/2016年 |
























































