岡野岬石の資料蔵

岡野岬石の作品とテキスト等の情報ボックスとしてブログ形式で随時発信します。

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『高群逸枝全集⑨』(理論社)より

■たとい私があの山を一つ超えたとて、そこにも風が吹いているばかり。(94㌻) ■水の流れはさらさらと 風の響きはそよそよと 昇る旭はきらきらと (107㌻) ■父上のご慈愛は、子、嫁、孫に、樋をかけて …

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『自我の哲学史』酒井潔著 講談社現代新書

『自我の哲学史』酒井潔著 講談社現代新書 ■あらかじめ見通しをいえば、われわれが通常、社会生活で是とする自我概念は、基本的には西洋哲学の自我概念の上に成り立っており、日本人は近代化においてそれを受容し …

読書ノート(2011年)全

読書ノート(2011年) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 『プロティノス「美について」』 斎藤忍随・左近司祥子訳 講談社学術文庫 ■雑多なものと1つのもの。雑多なもの …

『南北朝』日本歴史シリーズ7 世界文化社

『南北朝』日本歴史シリーズ7 世界文化社 ■世阿弥は「諸道諸事において、幽玄なるをもて上果とせり。殊更、当芸において、幽玄の風体第一とせり。……何の物まねにしなを変へてなりとも、幽玄をば離るべからず」 …

『100年の難問はなぜ解けたのか』 春日真人著 新潮文庫

『100年の難問はなぜ解けたのか』 春日真人著 新潮文庫 ■しかし、だからといって、ペレリマン博士が金銭的に余裕のある生活をしていたわけではない。当時は自分と母親の二人の暮しを月々5000ルーブル(約 …