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『仏陀』増谷文雄 著 角川選書ー18

『高群逸枝全集⑨』(理論社)より

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■たとい私があの山を一つ超えたとて、そこにも風が吹いているばかり。(94㌻)

■水の流れはさらさらと

風の響きはそよそよと

昇る旭はきらきらと (107㌻)

■父上のご慈愛は、子、嫁、孫に、樋をかけて送られていた清い泉であった。その泉をのみてわれら生きたりき。その泉いま涸る。

されどその泉、影として記憶のなかに湧きつづく。その記憶の保持者たるわれら死なば、われらの遺せるあらゆるものの中より湧きつぐべし。(259㌻)

■夫婦して しぐれの音を きく日かな

わが家は ひっそりとして しぐれかな (487㌻)

『高群逸枝全集⑨』(理論社)より 2006年1月20

-『仏陀』増谷文雄 著 角川選書ー18

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